羨まし過ぎた
今から16年ほど前、私が子どもが通っていた小学校で
PTA事務をしていた時、3年目の年に赴任して来た教頭先生のお話です。
その教頭先生は、元夫と同じ歳で、私より7歳年上の方でした。
PTA新聞の赴任のあいさつで、教頭先生のご家族のエピソードを書かれていました。
それを読んで、感心しました。奥様が、羨まし過ぎると思いました。
先生のご家族は、教頭先生と奥様、お子さん3人の5人家族です。
奥様の職業は、看護師さんで、夜勤や深夜勤もされていました。
子育てをしながらだったので、大変だったと思います。
その頃、少しは教頭先生も、家事や育児を手伝ったと思いますが
ほとんどが、奥様が一人でフルタイムの仕事をしながら、家事も育児もしていたそうです。
お子さんがある程度大きくなって、学生になった頃
ある日、奥様が「仕事もして、家事もして、もうきつい、どうにかして」と
いう風に訴えてきたそうです。実際に何と言っておられたか、言葉は忘れましたが
教頭先生は、その時に初めて、奥様の大変さに気づきハッとしたそうです。
そして、教頭先生は、お子さん3人と話し合って、奥様の負担を減らすために
家事を家族5人で、分担して、当番制にすることに決めたそうです。
食事の準備も、洗濯もしておられていたので、給食時間によく
料理のお話を、楽しそうにされていました。
教頭先生世代の両親は、「男は、外で仕事をしてお金を稼ぐのが仕事、女は
子育てと家事をするのが仕事」という風に言われて、育ったと思います。
私の世代もそうでした。
私の場合は、元夫は仕事をしていない時期が、長くありました。
それでも、家事は全くできない人で、私は仕事をしながら家事も、育児も
保育園の送り迎えなど、子どもの学校のことも、全てしていました。
その時は、本当にきつかったです。
私がやり過ぎたから、何もしてくれなかったのかもしれませんが
私も、少しでも良いから、家事を手伝って欲しいと訴えたことがあります。
でも、動く様子がなかったので、仕方なくやっていました。
子どもが多くて、気長に待てる状況ではなかったからです。
だから、きつくても、やるしかなかったのです。
私が健康だったから、やってこれたと思います。
そんな状況だったので、教頭先生のエピソードを聞いた時は
もう、本当に羨ましくて、羨ましくて、仕方がなかったです。
その教頭は、そのあと2校目の小学校で、校長先生に就任されて
定年後の今は、奥様と夫婦円満で過ごされていて、お子さんたちもご結婚されて
お孫さんもできて、とても幸せそうです。
あの時の、奥様の訴えに声を向けてなければ、今の幸せな夫婦円満は
なかったかもしれませんね。本当に良かったです。
今どきの旦那様は家事をする
前職場の先生職員に、私の子どもくらいの歳の人がいました。
結婚していて、子どもが2人(4歳と1歳くらい)います。
その男性職員は、夏休みなどの児童が休みで、給食がない時に
お弁当を持ってきていましたが、自分で作るのだと話していました。
その時に、私が、「〇〇先生、偉いね」と言うと
「家事をしないと、妻に捨てられますから」と言っていました。
これを聞いた時、冗談で、大げさに言っているのかと思いましたが
どうやら、奥さんの尻に敷かれているような感じでした。
ちょっとかわいそうだなと思いましたが、旦那さんも、一緒に家事や育児を
した方が良いと思うので、まあ良いかと思いました。
そして、うちの娘も旦那様は、料理はできないそうですが
それ以外の、洗濯や、料理の後片付け、ごみ捨てなどを積極的に
手伝ってくれるそうです。
今は、娘も仕事をしていないので、専業主婦ですが
旦那様は、「やりたいから」と言って、家事をしてくれるようです。
今の職場の40歳くらいの男性職員も、子どものめんどうも見て
奥様も仕事をしているようで、夏休みに学校に子どもを連れて来て
仕事をしていました。
最近の旦那様は、家事や、育児を手伝ってくれるという話を聞くので
本当に偉い。そして、羨ましい限りです。
これからの時代は、夫も妻もお互いに協力していくのが、子どものためにも良いですよね。
何たって、風の時代ですから・・・・・・・・・
では、本日もお読みいただき、ありがとうございました。感謝いたします。
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