父のエピソード2選

家族
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電車の扉

私が、小学校3年生くらいの時だったと思います。

私が9歳、直ぐ下の弟が5歳、妹が2歳、下の弟が0歳でした。

当時、大阪市内に住んでいて、兵庫県の宝塚市に

父の叔父さんたち3人が、家族同士で近くに住んでいました。

父と叔父さんたちは、血の繋がりはありません。

というのも、亡くなったおばちゃん(父の母親)には、男兄弟がいません。

おばちゃんの家は、昔の沖縄では、良い家柄だっとそうで

おばちゃんのお姉さんと2人姉妹のため、跡取りが必要で

3人の叔父さんたちを、養子に迎えたそうです。

それで、その叔父さんたちが住んでいる宝塚に

お盆やお正月の時などに、父に連れられて行っていました。

妹と下の弟が小さかったので、母と下の2人は留守番をして

父と私と弟の3人で、よく宝塚へ遊びに行っていました。

大阪の天王寺駅から環状線(現在のJR)で、大阪駅で降りて

阪急電車(梅田)に乗り換えて、宝塚まで1時間ちょっと

徒歩も合わせると、片道1時間40~50分くらいだったと思います。

ある日、天王寺駅のホームに環状線が来て、アナウンスの直後の出来事ですが

父が、閉まりかけた電車のドアを両手で押さえて

私と弟を通して、父自身も電車に乗ったことがありました。

その様子を目の当たりにして

恥ずかしくて、父の行動がとても信じられませんでした。

でも、その逆に、父の手の力って凄いなって思いました。

とっさの行動だったと思います。

電車は、5分置きに来ていたと思いますので

5分後に来るので、待っていても問題ないはずですが

気が短かった父だから、きっと乗れるなら乗ろうと思ったことでしょう。

ともあれ、ケガもなく、事故もなくて

駅員さんに叱られることがなかったので、ホッとしました。

本当に、何もなくて良かったと思った出来事でした。

従業員を守った

父は、塗装業の下請けの親方をしていました。

数名の従業員(職人)を使っていました。

外面と面倒見の良い父は、よく休みの前に従業員さんを

飲みに、連れて行っていたそうです。

ある日、飲み屋で従業員が酔っぱらて

お客さんに絡んだか、絡まれたかで

喧嘩になったそうです。

その相手が悪くて、下っ端のやくざさんだったそうです。

父が間に入り、喧嘩を止めて、謝罪したそうですが

その従業員の代わりに、父がやくざさんの事務所に

連れて行かれ、拘束されたそうです。

その時の父の行動は、見張りの人が寝ている間に

縛られていた手足を、自力で解いて

自宅に帰って来たことがありました。

その時に帰って直ぐに、この話を父から聞かされました。

そんな怖いことやってのけた父を

私は、怖いもの知らずの、強い人だなと思いました。

従業員を守るためにした行動は、素晴らしいなと思いました。

父の行動は、尊敬に値します。父の偉大さを感じた出来事でした。

子どものころ、父が嫌いでしたが、良いところも

けっこうたくさんありました。(関連記事👉父に感謝

今の私が、父を完全に許すことができたからこそ

父のエピソードをブログの記事にすることができたと思います。

では、本日もお読みいただき、ありがとうございました。感謝いたします。

コメント

  1. やんばる より:

    こひろさんのお父さんのエピソード凄すぎです。怖いもの知らずのお父さんですね。まだまだ面白い話がありそうなので、またブログで紹介して下さい!

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