やりたいことが見つからない
今から42年前の、私が高校3年生の時のお話です。
高校卒業の時、友だちは大学に進学する人と
県内の企業に就職する人、県外の企業に就職する人に分かれましたが
私は進学に全く興味がなく、入りたい会社も
やりたい仕事もありませんでした。
ずっと、宝塚に入ることしか考えて来なかったので
将来のことが見えなくて、お先真っ暗な状態でした。
そもそも、身長が伸びなかったので、宝塚には入れないことは
とっくにわかっていたのですが、気持ちの中では諦められなくて・・・
でも、何もしないわけにはいかないし、とりあえず仕事を探さないと
いけないなと思っていたら、伯母の知り合いの紹介で
県庁の某課で、非常勤のアルバイトを紹介してくれることになり
履歴書を出すように言われて、預けました。
当時は、県庁でアルバイトをするのはコネがないと難しかったのと
6カ月間しか、働くことができませんでした。
そして、欠員がでるのが10月とのことだったので
10月までの半年間は、近くの花屋と喫茶店(※喫茶店=カフェ)
の両方をしているお店で、アルバイトをしました。
そこで、コーヒーの作り方や料理や、お花の手入れの仕方も教えてもらいました。
その時、家でご飯の支度を手伝っていたので、少しは料理できましたが
喫茶店のメニューは家庭料理とは違って、オシャレで見ていて楽しかったです。
そこでのアルバイトが、少し楽しくなっていました。
そして、半年後に県庁に勤務になったため、花屋&喫茶店を辞めました。
県庁も6か月で終わり、その後もやりたいことが見つからない状況が続きましたが
知り合いの紹介で、乙姫劇団のことを知って「これだ!!」と思い、入団しました。
宝塚に憧れていたので、やっとやりたいことを見つけたと
喜んだのもつかの間でした。
踊りは琉球舞踊のみ、方言での沖縄芝居は私には合いませんでした。
やっぱり、宝塚ような魅力を感じることができず、2年ほどで退団しました。
結婚しかない
そんな状況で、やりたい仕事もなくて、どうしていいかわからなくて
仕事をしたくないと思いました。
でも、何もしないわけにはいかないと考えていて
もう、早く結婚して、旦那さんに養ってもらうしかないと
思うようになっていました。
もちろん、誰でも良いというわけはありません。
ちゃんと、恋愛をして結婚したいと思いました。
その時は、お金持ちが良いとかは思いませんでした。
ただ、普通に生活ができて、ちょっと贅沢ができるくらいで
良いと思っていました。
結婚を意識した人は2人いて、そんな時にバイト先で元夫を知り合いました。
元夫は私より7歳年上で、物静かで優しかったので
この人なら大丈夫だと思い、結婚したのですが
私が思い描いた結婚生活とは、ほど遠いものでした。
私にも至らない点は、たくさんあったと思います。
私は、元夫に良くなって欲しいと期待して
いろいろ努力をしたつもりでしたが
元夫には、伝わらなかったようでした。
私が、やり過ぎたのかなと反省するところもあります。
どうしても、子どもができると、子どものことが優先になってしまいます。
これが当たり前で、夫婦で一緒にやっていくもんだと思っていたので
「何で、いつも私ばかり苦労しなくてはいけないの?」と思っていました。
そんなことが何年か続き、これ以上は無理だと思い離婚に至りました。
👆のような状況でしたが
最近、引き寄せの法則や潜在意識のことを学ぶようになって
やっと気づきました。
私は、結婚するしかないと思っていたのですが
そもそも、それが間違いで、そんな気持ち(人生の妥協=結婚に逃げようとした)
だったから、元夫を引き寄せたんだと気づきました。
結婚について、深く考えさせられました。
でも、元夫と結婚したから、子どもたちと出会えました。
それだけは、本当に幸せなことです。元夫に感謝です。
最近は、結婚しない人が増えているようですが
結婚することだけが、人生ではないと思います。
みなさんは、結婚について考えたことがありますか。
では、本日もお読みいただき、ありがとうございました。感謝いたします。
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