家出をした話 #318

子どもを置いて行った

今から、２７年か２８年ほど前の出来事です。

長男が小学校３・４年生、長女が５・６歳

二男（当時は二女）が４・５歳で、次男が１・２歳頃でした。

もちろん、末っ子は、まだ生まれていませんでした。

その時、元夫が仕事をしていなくて家にいました。

私は、フルタイムで仕事をしていました。

私は毎日、仕事が終わって、下の３人を保育園に迎えに行って

帰宅後、家事や育児をしていましたが

元夫は、全く手伝ってくれませんでした。

妹の子ども２人も、同じ保育園に通っていたので

妹が手伝ってくれました。母も手伝ってくれました。

母と妹は、そんな状態でも決して、元夫に文句を言いませんでした。

そんなことが度々あって、私は、とてもきつかったです。

それでも、子どもたちのためにも

何とか、元夫に変わって欲しいと思いました。

私が何でもやっていまうから、いけないのかと思い

ある日、妹に協力してもらって、子ども４人を置いて家出をしました。

１週間くらいだったと思いますが、妹の家に居させてもらいました。

仕事には普通に行って、夕方は妹が下の３人を保育園に迎え

自宅に連れて行ってくれて

ご飯は、妹と母が交代で、準備してくれました。

何せ、元夫はご飯を作ることができなかったので

子どもたちのご飯のことが、一番心配でした。

その他のことは、私が家にいなければ、何とかしてくれるだろうと

この状況を理解して欲しかったので、元夫に期待しました。

でも、子どもたちのことは本当に心配で、心が痛かったです。

私が家出をしたことによって、元夫が立ち直ってくれたら良い

という思いからだったので、心を鬼にしました。

本当に、当時は大変でした。

二男と２人で

家で中に、保育園の保護者面談がありました。

園児が、お昼寝をしている間にしていました。

その時に、二男の面談がありました。

面談が終わり、帰ろうとした時に

お昼寝しているはずの二男が、私に気づき見ていました。

私は、二男だけを先生に話して、そのまま連れました。

帰る準備をして、２人でダンキンドーナツへ行きました。

二男はニコニコして、とても嬉しそうでした。

（二男は、大人になった今でもそうですが、いつもニコニコしています。

　家族の中で、ムードメーカー的存在です）

あとの３人には、申し訳ない思いでしたが

二男のニコニコ笑顔には、癒されました。

二男と２人で、ドーナツを食べて、しばらく時間をつぶしました。

その日は二男を連れて、妹の帰宅時間に合わせて

待ち合わせをして、一緒に妹の家に行きました。

二男だけを私が連れて行ったので、心配すると思うので

家に残した３人には、妹が上手く話してくれました。

二男にも、少し口止めをしました。

こんな小さな子どもに、口止めをするなんて

嫌でしたが、仕方がありませんでした。

幼い頃の子どもたちには、本当に辛い思いをさせました。

子どもたちも、私もよく頑張りました。

今となっては、笑い話になっています。

では、本日もお読みいただき、ありがとうございました。感謝いたします。