ウーマクー(やんちゃ坊主)
私は、次男が小学5年生の時から、末っ子が卒業するまでの9年間
小学校のPTA事務の仕事をしていました。
PTA事務の席は、学校の事務室の中にありました。
なので、担任の先生から次男のことで話を聞く機会も
けっこうありました。
宿題や、学習に関する話は恥ずかしい時もありました。
次男は、とにかく勉強が嫌いで、宿題もほとんどしない子でした。
私が叱っても、言うことを全く聞かなくて
いつもスルーされていて、次男には、全然響きませんでした。
私の方が、根負けするくらいでした。
私の言うことは聞きませんでしたが、野球部の監督の言うことは聞きました。
私は監督にお願いして、勉強するように言いてもらっていました。
当時の私の考え方は、今とは全く違っていて
勉強して、良い仕事につかないと苦労すると思っていたので
次男の将来のことが心配で、心配でたまりませんでした。
平気で嘘をつく子だったので、本当に大変でした。
私は、父親と母親の両方の役目を背負っていたので、必死でした。
小学校の卒業式
勉強をしない次男でしたが、小学1年生から6年生までの
6年間、野球だけは一生懸命やっていました。
ずっと仲が良い同級生の友だちがいて、6年生の時
2人はバッテリーで、その子はピッチャーで、次男はキャッチャーでした。
その子は、男4人兄弟の3番目で、その子の家によく泊まりに
行っていました。そのくらい、とても仲が良かったです。
その2人が、小学校の卒業式に驚く行動をしました。
当時は、男子野球部員は、みんな丸坊主でした。
卒業式の時に、例年は、体育館の入り口から入場するのですが
次男の担任の先生(初任の男性)が、目立つことが好きな人で
その年は、舞台裏から通って、舞台の上からの入場でした。
卒業生は、順番にお辞儀をして階段をおりて、席に着きました。
その時、次男と仲の良い2人が並んで降りて来たのですが
友だちの頭には「卒」次男の頭には「祝」と文字が書かれていました。
マジックなどで書いたわけではなく
床屋で、文字が入るように丸刈りをしてもらったようです。
私も、前日まで気づかず、卒業式当日の朝に知ったのですが
もう遅かったので、仕方なくそのまま行かせました。
そして、後で担任に謝りました。
担任の先生は、可愛いいたずらだと言って、笑って許してくれました。
その時は、それでホッとしました。
でも、今になって考えると次男は、目立ちたがり屋だったのですね。
だから、YouTubeで歌のチャンネル作ったのだと思います。
もちろん、歌が好きだからですが。
友だちにバカにされても
そんな次男なんですが、保育園の時から一緒だった友だちがいて
その子は、野球部ではない友だちで、親友ではない子です。
通っていた小学校は、各学年2クラスと小規模校だったの
全員と、同じクラスになったことがあるくらいです。
その友だちは、次男と違って勉強をする子で
勉強のできる子だった思います。
その子が、6年生の時に次男に「お前は勉強ができないやつだな」
と言ったそうです。
次男は、全く動じることなく、悔しいとも思わなかったようで
「お前みたいながり勉より、スポーツやる方がいいんだ」と
言い返したそうです。
その子の母親に、次男のことをバカにしたような言い方を
されたことがありました。
その時、私は悔しかったのですが
勉強ができない上に、全く勉強しない子だったので
「言いたい人には、言わせておけばいいと」と思って
言われても、ただ、黙って我慢して聞いていました。
そんな、 ウーマクー(やんちゃ坊主)の次男でしたが
今となっては、自分のやりたいことを一生懸命やっているし
家族思いの優しい大人になっているので、良かったと思います。
家族が困っていたら、降りてきてたメッセージを伝えてくれます。
次男には、家族全員が救われています。
私は、子どもの時に叱り過ぎたなと反省しています。
済んだことなので、仕方のないことですが(笑)
みなさんにも、子育てで失敗だったなと思うようなことがありますか。
親も未熟で、子どもと一緒に成長していくものなんですね。
では、本日もお読みいただき、ありがとうございました。感謝いたします。
コメント
ぷちひろさんの子育て話好きです。次男さんは凄いパワーの持ち主ですね。好きなことをして伸び伸び生きてとても素敵です。ぷちひろさんの子育てが良かったから今の息子さんがあるのですね。私にも大学生の息子がいます。今の彼を肯定的に見るためにも、あの時ああしておけば良かったと子育ての後悔はできるだけしないようにと考えています。今の息子を応援するのみです。
やんばるさん
息子さんを応援するのみ、良いですね。素敵です。
私も信じてあげることが一番だと思います。