長年の疎遠 #365

家族
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疎遠になった理由

実は、私には、友人にも誰にも言っていない、秘密があります。

この話を聞くと、きっと誰もが「信じられない、考えられない」と言うと思います。

それは、8年ほど実家と疎遠になっていました。

詳しいことはお話しませんが、ある出来事がきっかけに

母と妹と別々の内容で、いろいろなことが重なって、喧嘩別れになりました。

以前の私なら、1週間ほど経ったら、普通に実家に行ったり

連絡を取っていましたが、この時ばかりは、本当に無理でした。

母や妹には、これまでたくさん助けてもらって、感謝をしています。

元夫が仕事をしない期間が長くて、経済的に困窮することがしばしばあった時に

2人には、何度も助けられました。

そのことにも負い目を感じ、言い返せないことがありました。

2人はとても我が強くて、私は威圧感を感じていました。

当の2人は、そんな気は全くなかったかもしれませんが

私自身が、本当に無理でした。

当時は、いろいろなことを抱えていて、何もかもがきつくて

逃げ出したい思いでした。

今考えると、自分に自信がなかったからだと思います。

とにかく、しばらくは実家に行きたくない。離れたいと強く思っていました。

そのことは何も伝えずに、実家から電話があっても、電話に一切出ず

折り返しもしませんでした。

母は、何度も電話をかけてきたり、私が留守の時に、家に訪ねて来たこともあったようでした。

こういうことをされると、余計に逃げ出したくなりました。

私もまさか、52歳になって、反抗期を迎えるとは思ってもみませんでした。

弟や妹は、早いうちにから実家を出ていたことがありましたが

私は母に、長女だからと、いろいろ頼られて、自由がなかったような気がします。

そのことが、ずっとあって、実家に行くのが怖かったです。

もちろん、頭では「両親も歳だし、いつまでもこのままではいけない」

とわかっていましたが、どうしても、和解する気になれなくて

心で拒否していました。

それで、私が還暦になったらと、去年から考えるようになりました。

その準備として、東京に住んでいる弟と、去年から連絡を取るようになって

弟に間に入ってもらって、少しずつ、歩み寄るようにしました。

そして、とても怖かったですが、今年中に実家に行く決心をしました。

8年振りの実家

現在、実家には、両親と、妹(私よりも7歳下)が住んでいます。

妹もだいぶん前に離婚をしていて、39歳の時におばちゃんになり、孫が4人います。

私は、38歳で末っ子を産んでいるので、なんか変な感じですが・・・・・

それはさておき

先週の11月5日(金)に、東京から弟が帰ってきました。

10日間滞在予定なので、弟がいる間にと思い

今日弟と、父のお墓で待ち合わせをして、父のお墓の前で報告をして

そのあとに、実家に向かいました。

お墓から20分ほどなので、運動がてら、歩いて向かいました。

その間、弟と話をしながら、向かいましが

だんだん近づいてくるに連れ、緊張してきました。

玄関先に着いた時に、腹をくくり弟が玄関を開けると

母が私を見て、私の名前を呼んで、泣き出しました。

そして、台所に行き、お昼ご飯を作ってくれている最中でした。

私は、先に義理の父の部屋に行き、あいさつをしました。

「長い間、来れなくてごめんなさい」と言って、握手をしました。

義理の父は、冷静で、いつものように接してくれました。

それが、とてもありがたかったです。

そのあと、母のところに行くと、母が「お母さんは、もう歳だよ。

もう直ぐ死ぬんだよ」と言いました。

こういうネガティブな言葉は大嫌いですが、母の気持ちもわかるので

私は、「大丈夫。死なないよ。長い間、ごめんね」と言って

母を抱きしめて、2人で泣きました。

また、ありがたいことに、その時間がそんなに長くなくて

母も、普通に接してくれて、助かりました。

母は、80歳、義理の父は79歳です。(早生まれで、来年の3月に80歳になります)

そして、何よりも嬉しいのが、2人が健康で長生きしてくれていること。

本当にありがたいと、心から思いました。

妹は留守でしたが、私が今日来るからと、昨日からお部屋にお花を飾ってくれて

お昼ご飯の食材を買っててくれたそうです。

そして、母にこれとこれを作ってねと、指示をしていたらしく

母が、ちょっと愚痴っていましたが、なんだかんだ言って

妹を褒めているように、私は感じました。

今回は、妹とは会えませんでしたが、妹もまだ心の準備ができていないかも

しれないので、ゆっくりでいいと思いました。(関連記事👉妹との和解 #368

今日は、本当に勇気を出して、実家に行って良かったと心から思いました。

今日まで、私のわがままで疎遠になっていたにも関わらず

待ってくれた両親、いろいろ気にかけてくれた妹

実家とのパイプ役になってくれた東京の弟

私の気持ちを尊重してくれた子どもたちと、姪っ子(妹の長女)

そして、何もわからない状態で、待っててくれた大阪の弟とその家族

神奈川の末っ子の弟に感謝しています。

「本当に、みんなありがとう」

そして、何よりも勇気を出した自分自身に

「今日は、本当によく頑張ったね。偉かったね」と、褒めてあげたいと思います。

今回、8年という長い歳月を経て、和解することができました。

本当に長かったと思いますが、私に取って必要な期間だったと思います。

これからは、自分の時間も確保しつつ、実家に行こうと思います。

空白の8年を埋められるように、親孝行をしたいと思います。

今日の私は、凄くエネルギーを使って、とても疲れました(良い意味で)

でも、心が軽くなったので、私のやりたいことが

これから、もっと上手く行く気がしています。

長年つかえていたものが取れて、とても清々しい気持ちです。

帰る時、実家の下で偶然、友人にも会うことができて、嬉しかったです。

今日は、いろいろなサポートを受け取ることができました。

幸せな1日を過ごすことができて、全てに感謝の1日でした。

では、本日もお読みいただき、ありがとうございました。感謝いたします。

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