夜の訪問者
昨日に引き続き、子どもの頃のお話です。
大阪のマンションに、家族6人で住んでいましたが
当時住んでいたマンションには、ドアアイも呼び鈴もありませんでした。
ある日の夜遅い時間の出来事です。
私たち子どもは、とっくに寝ている時間でした。
玄関のドアをノックされたので
母が「はーい」と言って、玄関に行き
新聞が投函される、ドアポストから見上げたそうです。
そしたら、真っ白い包帯を、顔全体に巻いた女の人が立っていて
幽霊では、なかったようですが
母は、凄くドッキとしたそうです。
子どもの頃に夜中に、両親のお墓に一人で行くような母ですが
夜遅い時間だったのと、顔に包帯をグルグル巻きで、目だけが出ているのは
さすがに怖かったようです。
まるで「犬神家の一族」のようですね。
どうも人を探していたそうです。
「〇〇さんのお宅を知りませんか」と聞かれたそうです。
母が「知りませんね」と言ったら
「ありがとうございました」と言って、帰ったそうです。
しかし、夜遅くにこんな人が訪ねてきたら怖いですよね。
私だったら、怖くて開けることができないと思います。
うちの母も強い人です。(関連記事👉母に感謝)
夜中にドンパチ
子どもの頃の、ある日の夜中の出来事です。
もちろん、私たち兄弟は、とっくに寝ていました。
外から「パーン、パーン」という音が、聞こえてきたそうです。
母は、なんだろうと思って、そーっと窓から覗いたそうです。
そしたら、やくざさんらしき人たちが
ピストルの撃ち合いをしていて
男の人と女の人が、撃たれそうになって
物凄い勢いで、走って逃げているところを目撃したそうです。
母は、怖くなって窓を閉めたそうですが
しばらくすると、音が聞こえなくなったので、ホッとしたそうです。
この話を、翌日聞いた時は、こんなに近くで
テレビドラマの中のようなことが、起きるなんてと、とても怖くなりました。
父は「高倉健さん」や「菅原文太さん」などが
主役のヤクザもの映画(極道・任侠映画)が大好きで
子どもの頃、私や弟も、何度か連れて行かれたことがありました。
全然面白くなくて、嫌でしたが、仕方なく行っていました。
私は、野蛮のものが大嫌いで、しかも子どもをこんな映画に
連れて行く父が嫌いでした。
そんな映画を見せられていたので、母から聞いた話がとても怖かったです。
それにしても、母も強い人だなと思いました。
平和が一番ですよね。
では、本日もお読みいただき、ありがとうございました。感謝いたします。
コメント
ぷちひろさんのお母さんのお話、予想以上に怖かったです。ある意味、暑いこの時期にぴったりのお話です(笑)