陣痛に耐えた
私は、23歳の時に、第1子の長男を出産しました。
1985年(昭和60年)3月末です。
予定日は、4月9日だったのですが
私が、たくさん歩いていたため、2週間ほど早くなり
長男は、早生まれになりました。
そして、長男も私と同じ、丑年生まれです。
その長男を出産した時のお話です。
当時、引っ越ししたばかりの実家にいました。
電話も移転工事がまだで、携帯電話もなかった時代でした。
初産は、だいたい出産が遅れると聞いていて
その時は、4月の中旬くらいに生まれるものだと、思っていたので
まさか、こんなに早く生まれとは、思いもしませんでした。
今思えば、前日だった思いますが、お印がありました。
母には、そのことを話していたので、近いだろうとは思っていましたが
当日の朝、みんなが出かけて、午前11時頃からお腹が痛みだして
でも、その時は、これが陣痛だとは思いませんでした。
少し経ったら、治まっていたので、気にしないでいたら
だんだん、痛みが強くなってきて
お昼過ぎから、間隔が縮まってきました。
その時、やっとこれが、あの陣痛なんだと気づきました。
気づくの遅すぎますよね。(笑)
あまりの痛さに「なんでこんなに痛いの、献血より痛い~」
お願いだから、この痛いのどうにかして~」と、泣きながら言っていました。
ようやく、18時過ぎ頃に、母と一番下の3歳の弟(お父さん違い)が帰って行きました。
母が、この光景をみて「早く病院に行かないと、このまま家で生まれよ」と
言って、慌てて3人でタクシーで、病院に行きました。
痛くて、痛くて歩くのが本当に、きつかった。
電話がないため、前夫にも義理の父にも、連絡が取れませんでしたが
置手紙をみて、先に仕事から帰った義理の父が来て、前夫が最後でした。
分娩台へ直行
行きつけの産婦人科に到着するや否や、助産婦さんが
「着替えてる暇はないから、そのまま、分娩台に上がって」と言って
出産の準備に入りました。
内診してもうと「頭が見えてる。これは直ぐに生まれるね」と
助産婦に言われるがままに、呼吸を整えて、初出産に挑みました。
そして、午後7時10分に3,320グラムの元気な男の子が生まれました。
私は、ホッとしました。
分娩台に上がってから、出産までの所要時間が、なんと20分でした。
主治医の先生も、出産に間に合わず
処置のために、慌てて着替えて、分娩室に入ってきました。
あまりの速さに、驚かれました。
実際には、陣痛が始まったのが午前11時頃だったので
トータル8時間かかりました。それでも、初産にしては早い方です。
出産後、処置をしてもらって2時間ほどは、そのまま分娩台で、寝かせられました。
朝から、痛くて何も食べてなかったので、凄くお腹が空いていました。
3歳の弟が、寝ている私に「〇〇姉ちゃん、アーンして」と言って
お弁当を食べさせてくれました。これが、また可愛いくて、癒されました。
そして、お風呂に入れてもらったわが子とご対面
髪の毛が、黒くて、ふさふさでした。
これまた、可愛くて、可愛くて、あの痛かったのが吹き飛びました。
末っ子の時は、ちょっとだけ大変でしたが
私は、5人とも超安産でした。
だから、私は5人も生むことが、できたのだと思います。
赤ちゃんは、どの子も可愛いですが、自分が生んだ子は、一番可愛いです。
それは、母親ならみなさん同じですよね。
ただ、私のようなことは危険ですから、絶対に真似をしないでくださいね。
そんなことは、百も承知ですよね。失礼しました。(笑)
あの時、3歳の弟が保育園の帰りに、お腹を空かせていて
何か食べたいと言っていたのを
母が「今日は寄り道をしないで、真っ直ぐ帰ろう」と言って帰ったそうです。
もしそのまま、食べに行っていたら、私はどうなっていたのでしょうか。
想像しただけで、ゾッとしますよね。おお怖い、怖い
でも、大事に至らずに済んで、本当に良かった。良かったです。
母に、感謝です。本当にありがたかったです。
ベリーペイント
ベリーペイントとは
ベリーダンスのお腹の意味の「Belly」に絵を描くので、ベリーペイントと言われています。
海外では、安産祈願のおまじないとして描くそうで、マライヤ・キャリーがベリーペイントをしたことでも有名です。(ネットより引用)
ベリーペイントをご存知でしょうか。
コミュニティの会員さんに、今月出産予定の方がいて
SNSで、ベリーペイントの写真をアップしていました。
とても、素敵だなと思いました。
私たちの時代は、戌の日に安産祈願に腹帯(履くタイプ)をしましたが
今の時代は、安産祈願にお腹に絵を描くなんて、素敵ですよね。
羨ましいなと思いました。
その会員さんが、臨月で少し不安そうでした。
とてもシンプルですが、私は「大丈夫!「案ずるより産むが易し」
とメッセージを送りました。
お母さんも初めてなので、不安な気持ちは、とてもよくわかります。
でも、出産の時は、お母さんだけじゃなく、赤ちゃんも頑張っていますし
生んだ後は、達成感と安堵感と清々しい気持ちで、いっぱいになります。
わが子と対面したら、幸せな気持ちで満たされます。
M.Mさん、もう少しで赤ちゃんに会えるから、頑張ってね。
では、本日もお読みいただき、ありがとうございました。感謝いたします。
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