脳の病気で亡くなった
早いもので、今年の8月に父の二十七回忌を迎えます。
父は脳梗塞で、55歳の若さで亡くなりました。
父は塗装職人で、下請けの親方をしていました。
仕事においては、とても信用があったようで
大阪万博の「ソ連館」の塗装を担当していました。
けっこう稼いでいた方だと思います。
当時は、各家庭にまだ、カラーテレビや電話はありませんでしたが
うちの家にはありました。父が稼いでいてくれたおかげです。
沖縄の父の実家は、父が子どもの頃から貧乏家庭だったようです。
祖母(父方)は、良いところのお嬢さんだったようですが
祖父(父方)が、脳溢血で倒れて、貧乏だったようで
祖母は、子ども5人(父の兄弟)を苦労して育てたそうです。
お墓も無くて、ずっと市のお墓を借りていたようです。
父の兄弟は、大阪に住んでいる末っ子の叔父さんだけは元気のようですが
祖父、父、伯父さんも全員、脳関係の病気で亡くなっています。
これも何かの因縁みたいなものがあるのでしょうか。
お墓問題
26年前に父は大阪で亡くなり、しばらくは大阪のお寺に預けていました。
父は大阪が好きでしたが、病気になってからは沖縄に帰りたがっていたので
10年前に、私と妹で大阪に父の遺骨を引き取りに行って来ました。
祖父や祖母と伯父さんたちは、父の直ぐ上の伯父さんの奥さん(伯母さん)が
お墓を買ってくれて、そこの全員入っています。
いずれは、父も一緒に入れてくれるということでしたが
ずっと疎遠になっていて、伯母さんも高齢で82歳です。
いずれは、いとこが継ぐことになりますが
私たちからは、父をお墓に入れて欲しいと頼みづらいです。
10年前からずっと、市内のお寺に預けています。
兄弟姉妹4人で、お寺代を支払っていましたが
私が、8年もの間、実家と疎遠になっていたので
5~6年は、私が立替えて支払っていました。
弟たちは県外に住んでいるため、長女の私の名義で借りていたためです。
お寺さんに10年も預けるなら、永代供養にすればよかったのにと言われました。
今まで支払った分と、永代供養代が同じ金額だそうです。
でも、永代供養にするなら、新たに支払わなければなりません。
私たちも、みんなそんなに余裕があるわけではありません。
それに、将来、私たちが亡くなったあとは、子どもたちに引き継ぐのも
大変だと思い、兄弟姉妹4人で相談して、今年中に永代供養にすることに決めました。
現在預けているお寺の1年分の代金で、市の永代供養ができるようです。
ただ、市の永代供養に一度すると、元にも戻せないとうことと
永代供養にしたら、他の人の遺骨と一緒に供養されるため
二度と父の遺骨の近くで、手を合わせることができなくなるということです。
今までの私たちだったら、かわいそうだと思ってできませんでした。
また、親不孝だと思ったでしょう。
でも、先のことを考えると、今永代供養にした方がいいと思うようになりました。
しかも、遺骨がある場所に、父が眠ってないと思います。
肉体を脱いだ遺骨には、魂は宿っていないと思うからです。
将来、私のお墓のことで子どもたちが困らないように
早いうちに、考えないといけないと思います。
とは言え、私は100歳まで生きる予定ですが(笑)
では、本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝いたします。
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