私がブチ切れた話 #30

家族
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長男編

私は、150センチない小柄です。

そんな私が、子どものために体を張った話です。

長男が、中学3年生の時です。

ヤンキーだったため、学校でタバコを吸ったり、耳に穴を開けて

釘みたいなピアスをしたり、眉毛を剃ったりして

学校からの呼び出しを受けることも多くありました。

無免許で公園の周りでバイクを乗り回し、警察に補導されたこともありました。

それでも、絶対に人を傷つけたりしなかったことだけが、救いでした。

ある日、自宅のアパートの向かい側の棟の屋上で

別のグループのヤンキーの子たちが、ジャンプをしてドンドンとうるさくして

3階に住む住人に、迷惑をかけるという事件がありました。

その時、息子は自宅の横の階段で、子機で友だちと長電話をしてしました。

電話代も気になり、早く電話を終わるように促しながら

何度も階段の所に言いに行きました。

そして、言いに行った直後に階段からいなくなっていたので

どこに行ったんだろうと待っていたら

しばらくして、誰かに頭を殴られたようで、少しフラフラした様子で帰ってきました。

耳も聞き取りづらい様子でした。

私は驚いて、「どうしたの?」って聞くと

そのヤンキーの子たちと、一緒に屋上でドンドンとジャンプしていたと勘違いされて

アパートの住人に呼び出され、階段の所で殴られたとのこと

これを聞いて、私はブチ切れました。絶対にゆるさないと思いました。

でも、いったん冷静になって真剣な顔で息子に

本当にドンドンしなかったか確認しました。

どうやら嘘をついていない様子だったので、信じることにしました。

その人は、アパートを出て行ったらしく、その日は会えませんでした。

翌日、管理不動産に確認したら

この男性は、近くの母親が経営する美容室で働いているようでした。

私も行ったことのある美容室でした。

だから、ちゃんと話はつくと思っていました。

乗り込んだ私

夜になり、夕飯の準備をして

その人のお店に乗り込んで行きました。

そしたら、190センチ近くの長身のガタイの人でした。

私は、大きい人だったので少し怯みましたが、息子のために頑張りました。

男性に、お店の外に出てもらって、話しました。

全然、詫びる様子もなかったので

私は「わかりました。それなら、こちらもそれ相応の対応をします」

と言って、その日は帰りました。

自宅に戻って、震えが止まりませんでした。

本当は、とても怖かったです。

このことは、息子が通う中学校にも報告しました。

念のため、病院に連れて行きました。

すると鼓膜に穴が開いてることがわかりました。

知人に相談をして、2日後くらいに美容室に電話をかけたら

その男性の母親らしき人が、電話に出て「息子さん、いらっしゃいますか」と言ったら

その母親が、「あんたの子が悪いんだ、勘違いされるようなことをしたから」と言い

「うち息子は格闘技をしているから、そら痛いはずだよ。

鼓膜なんていくらでも再生する」と言い、こちらが悪いの一点張りでした。

私はまたブチ切れて、この親にしてこの子どもか、どうしょうもない親子だなと思い

警察に被害届けを出すことにしました。

その日に、息子をつれて警察へ行きました。

調書などいろいろあり、私は中に入れてもらえず

廊下で3時間以上待たされました。後日、男性は警察に呼ばれたそうです。

民事で訴えたかったのですが、高校受験のこともあり

息子のことを考えて、それはしませんでした。

あちらが、ちゃんと謝ってさえくれたら許すつもりでした。

結局そのままで、泣き寝入り状態になり

なんとも言えない、理不尽なできごとでした。

当時は、こんなことをしていたら、いつかはしっぺ返しが来るよと思い

しばらくは、その親子を恨みました。

それでも、今ではその親子を許しました。

人を許すことは難しいですが、許さないと幸せになれないことは

私が一番よく知っています。

では、本日もお読みいただき、ありがとうございました。感謝いたします。

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